現在、医学部受験は難化の一途をたどっている。今年の場合、大学の定員数に対する志願倍率は実に15.2倍。併願できる私立大学医学部の一般入試では、20~30倍の倍率が当たり前だという。 この記事の写真を見る 倍率が高いということは、現役時には夢破れた浪人生も数多くいるということ。浪人経験のある受験生は、現役時の勉強法や本番の問題の解き方で、どこに問題があったと考えているのだろうか。 ■浪人経験者だからわかる「成功の秘訣」 今年の3月、浪人の経験を経て、難関国立医学部と東京の難関私立医学部に合格した多くの教え子と話す機会を持った。私はその場で彼らに極めて普遍的な質問を3つ、投げかけてみた。 (1)なぜ、現役のときには合格できなかったと思うか (2)浪人してから、勉強法をどのように変えたのか (3)医学部の入学試験で最終的に合否を分ける要素とは 受験生の置かれた環境は、それぞれに違う