慶応大の研究チームが開発した触れる3Dシステム。投影されたキャラクターの3D画像に触る感覚が体験できる=文科省で2010年10月12日午後3時19分、長谷川直亮撮影 裸眼のまま、空中に浮かんだ立体(3D)画像に指で触れて動かすことのできるシステムを舘※(たち・すすむ)・慶応大教授(バーチャルリアリティー学)らの研究グループが開発し、11日に報道関係者に発表した。14~17日、東京都江東区の日本科学未来館などで開かれる「デジタルコンテンツEXPO2010」で一般公開する。 現在、普及しつつある3D映画などは、特殊な眼鏡が必要な方式が主流。舘教授らは、約50センチ四方の箱の中で、特殊な反射材を利用して42カ所の視点から見た映像を同時に空中に浮かび上がらせる方式を考案。これによって、箱ののぞき窓から見ると、左右の目に微妙にずれた映像が送り込まれ、裸眼による立体視を実現した。 また、指の位置を検知