とある家族は両親と子供の普通の一家でした。しかしある時、母親に病気が判明します。その病気は国から難病指定されているもので、ほどなくして介護が必要となりました。それに家族は悲しみました。しかし、ただ悲しんでそれだけというわけにはいきません。現在の病院では長期入院は不可能で、原則自宅介護をするしかないからです。 しかし、それまで介護経験がない家族は苦労します。意識は正常なのでそれは救いでしたが、それでも会話困難、歩行困難になってくるにつれて、負担は増してきます。父親は介護する側によくある現象である腰痛も患いました。そんな状態が1年以上も続きます。いかに家族としての愛情があろうとも、事実、疲労は蓄積してゆき,精神的ストレスも溜まってゆきます。しかしこれは現在の日本では珍しいことではなく、在宅介護をする人の多くが抱えている問題でしょう。 しかし、あるひとつのものがその家族を救ってくれました。それは