■「妻の焼身は家庭内不和が原因」と書かれた書面へのサインを拒否した夫が行方不明に■ *8月7日に焼身、死亡したドルカル・ツォ。 ■遺族への脅迫 2012年8月7日、ドルカル・ツォはツゥ僧院の仏塔前で焼身抗議、死亡した。後には夫と幼い子供2人が残されている(関連記事)。 そのドルカル・ツォの夫サンゲ・ドゥンドゥップに対し、当局はある提案をしている。「妻の焼身は中国政府に対する抗議ではなく、家庭内不和が原因であった」という書面にサインすれば、金を与えるというものだ。サンゲ・ドゥンドゥップはこれをきっぱり拒否したが、約一週間前に当局によりどこかに連行され、今も行方不明のままだ。9日付phayulを参照した。 当局が焼身者の遺族にニセの証言をするよう持ちかけたのはこれが初めてではない。同じツゥ県だが、10月6日に焼身抗議して死亡したサンゲ・ギャンツォ(27)の遺族に対しても同様の申し出をしている。