黄金の毛を持つ新種のオナガザルが、中部アフリカのコンゴ(旧ザイール)の森林に生息しているのをコンゴと米国のチームが発見し、12日付の米科学誌プロスワンに発表した。 アフリカでサルの新種が発見されるのは最近では珍しい。周辺は密猟によって野生動物の生息が脅かされており、研究者は「この美しいサルを保護活動のシンボルにしよう」と呼び掛けている。 首の周りに生えている金色と灰色が混じった毛が特徴。木の上と地上を行き来して暮らしており草食性とみられる。2007年に雌の子供が捕獲されたのをきっかけにチームは調査を始め、コンゴ川の上流に広がる盆地の1万7千平方キロの範囲に生息しているのを確認した。(共同)