寒~い冬に熱~い露天風呂にザブン! というのはとっても気持ちがいいけれど、実は注意した方がいい。疲労がたまっている状態では、疲れが取れるどころか血圧が上がりすぎて脳出血…なんてこともありえる 写真提供/GettyImages 厳しい寒さが続いた今年の冬。あたたかくはなってきているものの、寒さにやられて疲れ果て、「早く夏が来ないかな」なんて思っている人も少なくないのでは? とはいえ、夏の暑さもしんどいもの。冬と夏、いったいどちらが疲れやすいのだろうか。大阪市立大学大学院医学研究科疲労医学講座教授の梶本修身先生に話を聞いた。 「冬と夏の疲れやすさに大きな違いはありません。なぜなら、いずれも疲れるメカニズムが同じだから。疲労は自律神経の機能低下が根本的な要因です。冬と夏は室内と室外の気温差が激しいため、体温維持のために自律神経が活発に働きます。すると、自律神経が過労状態になり、必要なときにうま