フレデリック・ダグラス(Frederick Douglass、1818年[2] - 1895年2月20日[3])は、アメリカ合衆国メリーランド州出身の元奴隷、奴隷制度廃止運動家、新聞社主宰、政治家。 編集・講演・執筆・政治家としての活動を通して、奴隷制廃止論を唱えたアフリカ系アメリカ人の活動家である。その強硬な姿勢[4]から「アナコスティア[注 1]・ライオン」などと呼ばれた。 生い立ち[編集] フレデリック・ダグラスは、メリーランド州タルボット郡にて奴隷として生を受けた。自身は1817年の生まれと思っていたが生年は定かではない[5][2]。母親とは隔離されて生活させられるが、彼が7歳の時にその母も死ぬ。父親ははっきりせず、彼の奴隷所有者 (Slave master) であった白人のアーロン・アンソニーだろうとダグラス本人が語ったこともあったが、後にそれも疑わしいことを本人も認めた[6]。