奈良・高松塚古墳 高松塚壁画 現地保存「困難」…劣化原因検討会 報告書案盛り込みへ 奈良県明日香村の高松塚古墳(8世紀初め)の極彩色壁画の劣化原因を解明する文化庁の「高松塚古墳壁画劣化原因調査検討会」が24日、東京で開かれ、解体された石室を埋め戻す「現地保存」について、「現時点の科学的、技術的水準のもとでは容易ではない」との意見を、3月に同庁に提出される報告書案に新たに盛り込むことを決めた。同庁は同古墳について、壁画の修理が終了した時点で古墳に戻すとしてきたが、報告書が今後の保存方針に影響を与える可能性がある。 報告書案に付け加えられたのは、「今後の課題」の項目。壁画の劣化について、石室内の温度上昇のほか、不十分なカビ対策など保存措置の不手際、文化庁のずさんな管理体制といった複合的な要因を挙げ、劣化は「避けがたかったが、速度を遅らせることはできた」と結論づけた。 そのうえで今後の壁画の現
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く