須弥壇や仏像の修理が始まる東大寺法華堂の内部。「不空羂索観音像」(中央)など仏像16体をそろって見られるのも、あと3か月ほど 東大寺(奈良市)は22日、国宝・法華堂(三月堂)で、日光・月光両菩薩(ぼさつ)像(いずれも国宝)など16体の仏像を載せている須弥壇(しゅみだん)(鎌倉時代、幅12メートル、奥行き7メートル)を、5月から3年間の予定で解体、修理すると発表した。 本格的な修理は初めて。 5月18日〜7月31日は堂の拝観を停止し、8月以降は、両菩薩など7体を堂でガラス越しに公開する。 法華堂は、740年頃建立の正堂(しょうどう)と鎌倉時代に増築した礼堂(らいどう)からなり、東大寺に現存する最古の仏堂。正堂には、本尊・不空羂索(ふくうけんさく)観音像など国宝12体、重要文化財4体を安置。須弥壇の床は湿気でゆがみ、土台部分も白アリの被害を受け、床をジャッキで支える応急措置が施されている。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く