長期間の虐待や暴力のみならず、事故を目撃したり、地震や台風、火事などの 天災や人災に遭遇しても心的外傷は起こります。地震によるショック、原発の放射能漏れによる極限の不安も、被災された人々にとってはPSTD(心的外傷後ストレス障害)になり得るものです。 それには、この数か月をどう過ごすかにかかっています。 ■災害直後(茫然自失期) 災害直後は茫然自失(ぼうぜんじしつ)期といい数日間続きます。恐怖体験のため無感覚、感情の欠如などが現れます。ボーっとして自分を失う状態ですが、これは自然なことで異常ではないのです。 援助する人は、次の3つの災害時の対応で、被災された方々への対応をお願いします。この3つのことは例えば駅で急に倒れた人がいたときにも応用できます。痴漢にあった女性にもこの対応でOKです。この対応をしてもらうだけで当事者はPTSDにはならずにすむ可能性が大きくなります。 (1) 毛布 (2