略語が多すぎて難解な無線LANセキュリティ 昔はLANといえば有線LANが当たり前だったが、配線の手間がないことや、家庭でのノートパソコン普及に伴って無線LANも普及し、現在では家庭用ゲーム機や携帯ゲーム機、一部のAV機器などでも採用されるほど一般的なものとなった。しかし、アクセス対象が物理的なケーブルで制限される有線LANとは異なり、電波である無線LANでは、電波の届く範囲からなら誰でもアクセスできてしまう危険性を持っている。そこで無線LANにはさまざまなアクセス制限を設け、不特定多数のユーザーがアクセスできないようにする仕組みが組み込まれている。今回はそんな無線LANのセキュリティ機能について解説しよう。 現在市販されている無線LAN製品にはさまざまなセキュリティが施されているが、「SSID」や「WEP」「WPA」「AEP」など、略語が非常に多く、しかも呼び方がメーカーによって異な