宮城県多賀城市は図書館を新設し、レンタル大手でTSUTAYA(ツタヤ)を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)に運営を委託する方針を決めた。同市は東日本大震災で被災しており、菊地健次郎市長は「人を呼べる拠点をつくりたい」としている。 CCCは4月、佐賀県武雄市で公立図書館の運営を始めた。民間企業が貸し出し履歴などの情報をどう管理するかなどの議論もあったが、年中無休やツタヤ店舗との併設が話題になり、開館1カ月で10万人以上が訪れている。多賀城市長は3月、武雄市を視察した。 市によると、委託の形態や費用などについてCCCと交渉を進めている。CCC関係者によると、被災地への貢献も考慮して前向きに検討しているという。 多賀城市は仙台市のベッドタウン。多賀城市内のツタヤ店舗は津波に遭い、2011年11月末に撤退した。CCCが運営する公立図書館は現在、武雄市にしかない。 関連リンク
年中無休で、DVDやCDもレンタルでき、開放的な館内でコーヒーを飲みながらページをめくれる――。生まれ変わった佐賀県の武雄市図書館が1日、オープンした。運営は、レンタル大手「ツタヤ」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)。賛否双方の声があがる中、新図書館の試みが注目される。 もともとあった公立図書館を改装した。市中心部に位置し、そばに大型ショッピングセンターもある。3月31日には内覧会があり、約1200人の市民が一足早く新図書館を体感した。 正面玄関から中に入ると、販売用の雑誌が平積みされたコーナーがいきなり展開する。右手にはコーヒーチェーン・スターバックス、左手には3万枚のCDと4万5千枚のDVDを有料でレンタルするコーナーも。本やマンガも販売され、感覚はツタヤの店そのものだ。 ■座席で飲み物 図書館ゾーンは、その奥と2階部分。開架式の書棚には20万冊の蔵書が並ぶ。文学・
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