電圧降下や電線管サイズの算出には、断面積の自動入力 電圧降下は、電線内を流れる電流が、電線内の抵抗で発熱しエネルギーが失われることで、電圧が低下する現象です。電圧降下の計算では、電線長さと電流に比例し、電線断面積に反比例します。すなわち、電線の径が大きいほど電圧低下は小さく、遠くのところまでケーブルを引くと大きい電圧降下が起こります。電圧降下は電気の種類により少し異なり、単相2線式、三相3線式、単相3線式ごとに計算式があります。しかし、係数が異なるだけで、電線長さ比例するなどの条件は同じです。電圧降下量をどれほどにするかは、電気規定によって許容値が示されています。 ケーブル布設に当たっては、メインのケーブルダクトから外れた場所へは、電線管を通して敷設されます。電線管の種類には、高圧や特別高圧のような高い電線路で使用する厚鋼電線管、屋内で使用する薄鋼電線管、ねじなし電線管などの種類があります