「ドラえもん」「ちびまる子ちゃん」「めぞん一刻」…。あの名作漫画やアニメに登場する家は、どんな「間取り」になっているのだろう。そんな興味から推測を交えて作図された50軒の間取り図を集めた本が今月、出版された。『名作マンガの間取り』(ソフトバンククリエイティブ刊)。本業は不動産業・建築コンサルタントという岩手県在住の著者に会ってみたら、「北の奇人」とも言うべき一風変わった人物だった。 出版された本は、ほぼ真四角のコンパクトな形態。見開きページの右側に作品名や物件名、所在地、入居者、構造・工法、規模の項目が並び、左側のページに平面図が描かれている。 「ドラえもん」の野比のび助邸の項目では、「入居者/父・野比のび助、母・玉子、長男・のび太、ロボット・ドラえもん(特定意志薄弱児童監視指導員)」「構造・工法/木造」「規模/地上2階」などとあり、1階と2階の平面図が克明に描かれている。 ただ、「見たま