Windows NT系列のOSでは、アクセス制御機能を強化したNTFSファイル・システムを利用可能である。 FATファイル・システムは、MS-DOSにおけるファイル管理方式として広く普及したものだ。Windows 9x系列のWindows(Windows 95/Windows 98 SE/Windows Me)までは、ファイル・システムとしてこのFATのみが利用可能であった(MS-DOSの時代に開発されたFATから比べると、大容量ディスクへの対応やロング・ファイル名への対応など加えられているが、基本的な構成は変わらない)。 これに対しWindows NTでは、FATに代わる新しいファイル・システムとしてNTFSが開発された。個人利用を前提として設計されたFATに比較し、NTFSでは、よりミッション・クリティカルな用途にも耐えるように、セキュリティの強化や信頼性の向上などを目的とした数々の新