“抗酸化”という言葉を耳にする機会が増えているのではないだろうか。酸化とは文字通り「さびる」こと。体の中に入った酸素は、体内で栄養素と結びついてエネルギーを作り出すが、余った酸素が化学的に活性状態になると「活性酸素」となり、体を「さびさせる」。 その“酸化ストレス”により体の機能が正常に働かなくなり、糖尿病、高脂血症、動脈硬化やガンなどの原因となるとされる。白髪やシミ、シワなども活性酸素が影響し、最近では、体の老化そのものが「活性酸素によって体の細胞や組織が酸化して変質し、機能が衰えることが大きく関わる」といわれている。 その「酸化」に抗うことが抗酸化だ。 「酸化ストレスは、加齢によって増加するが、内臓脂肪や男性ホルモン(テストステロン)にも大きく関わりがあることがわかっている」というのは男性ホルモンに詳しい、帝京大学医学部付属病院泌尿器科の堀江重郎教授だ。 テストステロンが減少すると、中
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