tmpfs が FreeBSD に実装されてから、初期の頃から使い続けている。まだ、バグは散見されるようだが、この高速性が手放せない。 md スワップデバイスとの大きな違いは、tmpfs では削除されたファイルが即座にメモリに返される事だ。また、再起動すると内容は失われる。そのため、一時ファイルの置場としての利用価値が高い。 カーネルやユーザランドの場合は、オブジェクトファイルを削除せずに、make を行なった方が速い。変更されたところだけ作り直すからだ。しかし ports の場合は、一度きりだ。一度インストールすると、再度作り直して入れ直すことはほとんどない。そして、ports では大量のファイルを展開して、コンパイルをし、インストール後に削除する。 tmpfs は ports の作業領域としてはうってつけだ。 # vi /etc/make.con WRKDIRPREFIX=/ports