暴行問題で揺れる日本相撲協会は20日、関係者の処分を発表した。これを受けて今後マスコミは、貴乃花親方と協会の対立を集中して報道することだろう。テレビでは連日、相撲協会の旧態依然とした特異な体質と、白鵬の荒い取り組みを取り上げてきたが、フジテレビだけは他社とは事情が違う。 フジテレビ朝の情報番組『特ダネ!』と午後の『グッディ』は司会者の小倉智昭氏と安藤優子氏がどちらも「貴乃花の対応が悪い」「協会を振り回している」と批判し、問題が長期化することを懸念するような発言を繰り返し、その責任を貴乃花親方に押し付けている。 それもそのはず、フジテレビで長年情報番組を請け負うこの二人は“事情"がよくわかっているのだ。その事情とは、毎年2月に開催される「日本大相撲トーナメント」をフジテレビが主催しており、2011年は八百長問題が直前に発覚し中止になっているからだ。 2011年損害額1億円超の悪夢 同じフジテ