先日行ったamuでの発表にご来場下さった皆様、ありがとうございました。今回は以前グラフィックデザイナーの永原康史さんに行った取材に題をとり、単行本から文庫本まで、さまざまな本文をサンプリングして、日本語組版のデザインのバリエーションについて発表をしました。 発表をしてみて思ったのは、「読みやすさを、まず日本語組版の問題から考えてみる」という問題を、どうやったら多くの人と話し合うことができるのか? ということです。これまでは論理を説明したり、あるいは個々の事例を紹介したりしてきたわけですが、そればかりでは埒が明かないのかもしれません。 そこで少しやり方を変えてみようと思います。組版のたのしさを知ってもらうために、論から入るのではなく、私自身の考える組版ロジックを実践して、その過程と結果を公開していく。そしてその結果を、私が見てほしい、検証してほしいと思う人に実際に見せ、そこでのやりとりも含め
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