科学的な発見の多くは、1人の天才的な能力で発見されたというより、その時代に「発見される機運が高まってた」ことに大きく拠っている。例えば特殊相対性理論は、アインシュタインが1905年に論文を発表しなかったとしても、アンリ・ポワンカレが同じ概念に到達していた可能性が高い
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(小谷太郎:大学教員・サイエンスライター) 2019年7月2日、京都大、ミシガン大、米ロスアラモス国立研究所、東京大、茨城大のグループが、ある種の固体の内部を動き回る未知の中性粒子を発見したと発表しました*1。 未知の中性粒子とはいったい何のことでしょうか。新しい元素でも見つけたのでしょうか(違います)。 *1:プレスリリース(http://www.k.u-tokyo.ac.jp/info/entry/22_entry751/) 金属の中では電子がうようよ泳いでる 今回発見された奇妙な物質は、どこが奇妙なのでしょうか。それを理解するために、奇妙でない普通の物質についておさらいしておきましょう。 例えば、金属は奇妙でない普通の物質の仲間です。みなさん御存じの通り、ぴかぴか光を反射する、電流を通す、触るとひんやり冷たいといった、奇妙でない性質を持ちます。 光を反射する、電流を通す、ひんやり冷た
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