ジョグジャカルタ原則(ジョグジャカルタげんそく)は、2006年11月6日から9日にかけてインドネシアのジョグジャカルタ市にあるガジャ・マダ大学の国際会議にて、国際法律家委員会や元国際連合人権委員会構成員、および有識者たちが草稿に基いて議論したのち採択された。 正式名称は、性的指向と性同一性に関わる国際人権法の適用に関する原則(せいてきしこうとせいどういつせいにかかわるこくさいじんけんほうのてきようにかんするげんそく)[1]。 概要[編集] この原則は、異性以外に性的指向を持つ者や、性同一性が外性器に由来する身体的性別と対応しない人も含め全ての人の人権を保障し、一切の差別や弾圧を厳禁するため、全ての国家が遵守すべき国際法規の基準を提案している。同原則の原文は英文であるが、他に国連公用語である、スペイン語、フランス語、ロシア語、中国語、アラビア語の正文も存在する(外部リンクにて入手可能)。 2