なぜ公選法ではネット利用が制限されるのだろうか? 参院選も終盤戦だが、最近は奇妙なことが起きている。政党Webサイトの更新が目立ち、これまで公選法に抵触するからと自粛されていたものが、今回の選挙では破られているのだ。 マーケティング手法として、口コミ効果を狙った「ブログマーケティング」が一般化してきた。そして、いまやこれは一般企業に限らず、さまざまな分野で事例が見られるようになった。それも、政治の世界にも広がってきていると感じるのが最近の動向で気になったものの1つだ。 そこでこの記事では、政治の世界とインターネットとの微妙な関係について、その実態と問題点、そして今後どのようにあるべきかを考察したい。 “公選法”はどうなったのか? “亥年選挙”という言葉をご存じだろうか。正に今年、亥年は、4年ごとに行なわれる統一地方選挙と、3年ごとに行なわれる参議院議員選挙が重なる、12年に一度の選挙イヤー