子どもをしつける上で、時に必要とされる“愛のムチ”。家庭内でも学校でも、昨今はあまり子どもに手を上げる行動は社会的に認められにくく、そうした環境の中でいかに子どもを正しい道に導いていくか、子育てや教育の方法に頭を悩ます大人は少なくない。そうした中、米国の心理学者が「最後に叩かれたのはいくつのときだったか」という調査を実施。現在の環境と比べ、「叩かれる」ことと成長の関連性を調べる研究を行った。 この研究を行ったのは、ミシガン州にあるカルヴィンカレッジのマージョリー・グノエ教授。英紙タイムズによると、グノエ教授は179人の10代を含む2.600人に質問を行い、特に10代の人には「どのくらい叩かれた経験があるか」など、具体的な聞き取りも実施した。また、対象者には性格的傾向や進学度合いに関する質問も行い、「叩かれたことによる、その後の行動に与えた影響」があるかを調べた。 その結果、全体の4分の1は