【北京 日常 ブログ】 「長年、飲食業をやっていて良かったのは、いろんな人と知り合いになれたこと。 それが一番のメリットでした」 北京の西北部、学生街の五道口で、豚カツ屋 「ばんり」 (双馬) を開いて15年。 オーナーの 山田典史 さん (40) は、山あり谷ありの道のりを、しみじみと振り返ります。 最近の不動産バブルのあおりで、店舗の家賃も上がる一方。 「幾多の危機を乗り越えてきたけれど、今も危機です (苦笑)。 正直いって大変ですが、飲食業はこれからも続けていきたい……」 学生たちの頼れる兄貴分的存在、立派な 頬ヒゲ がトレードマークの山田さんは、そう力強く語るのでした――。