抑えておくべきポイントは3点。資本を利益として誤魔化すのはダメ「資本取引と損益取引の区別の原則」という企業会計の大原則がある。分かりやすく例えるなら、資本は釣竿や餌で、損益が魚。魚釣りAは100万円で釣竿と餌を買い、10万円分の魚を釣り上げた。魚釣りBは100万円で釣竿と餌を買い、50万円で転売した。一見すると魚釣りBの方が50万円を手にして、魚釣りAより5倍優秀のように見える。しかし資本取引と損益取引を区別すれば、魚釣りAは資本100万円利益10万円、魚釣りBは資本50万円利益0円です。投資者が正しく企業を評価できるよう、投資者を保護するために、企業会計は資本取引と損益取引を区別して株式市場に公表しなければならない大原則が存在するのです。投資事業組合と金融ビッグバンホリエモンがやったことはこの大原則を掻い潜りつつ、時価総額を引き上げて資本金を巨額の利益にする悪質な錬金術。自社株を売買する