GoogleやYahooなどの大手ネット企業は,2005年決算も大幅な増収増益に。今まさに我が世の春を謳歌している。一方で,そのあおりを食ったかのように,伝統的なメディア企業やテレコム事業者は概して業績が芳しくない。その象徴的な動きが,Googleの時価総額である。昨年には1000億ドルを突破し,ついにメディア企業のTime Warnerやテレコム事業者のVerizonを追い抜いてしまった。 こうした流れは,メディア企業やテレコム事業者にとって面白くない。自分たちのリソースが「ただ乗りされている」とする思いが強いからだ。ネット企業が大儲けしているのに,自分たちがなぜ冬の時代を迎えなければならないのか・・・。GoogleやYahooがボロ儲けしているのは,新聞社のコンテンツやテレコム事業者のインターネットをタダ同然で利用しているからではないのか・・・。そこで,欧米の新聞社やテレコム