広告というのは、その企業や商品のいいところを描きますが、いいところしかないものなんてこの世の中には存在しません。どんな広告にも嘘はあります。だからこそ、リアルを心がけるのです。 この連載は書籍『困っている人のためのアイデアとプレゼンの本』(日本実業出版社)から抜粋、再編集したものです。 すごいアイデアを思いついて自信満々で発表したのにスルーされてしまった……。こういうケースは少なくありません。アイデアが支持され印象に残るかどうかは、内容の善し悪しに加え、段取り、流れやタイミング、そしてプレゼンのしかたなど、さまざまな要素に左右されます。 本書は、BOSS「宇宙人ジョーンズ」やジョージア「明日があるさ」などのヒットCMを生み出した著者が、アイデア出しとプレゼンの方法で困っている人のために書いた本です。 今でこそ多くの人気CMに携わっている著者ですが、「人とのコミュニケーションをとるのが苦手」