王貞治さん、森 祇晶さん、野村克也さん、星野仙一さん、権藤 博さん、仰木 彬さん、東尾 修さん、ボビー・バレンタインさん、落合博満さん。 彼らに共通するものは何か。 野球の名監督? もちろんそうです。 しかし、もっと共通するものがあります。 それは声が低いこと。 球界史上伝説の名監督と言われる人たちは皆声が低い。 なぜか? 野球はチーム力。 試合の勝負は一瞬の判断で決まる。 そのためには、選手に自分の意志をより短い時間で的確に伝えることが必要です。 そして、一人一人が個性豊かな一流のプロフェッショナル集団をまとめあげるのは簡単なことではありません。 そこには、重量感ある人間力を感じさせる低い声が必要になってくるのです。 ある有名大企業の再建に入った会長さんが、社員さんたちの前で第一声を発したときのことをおうかがいしました。 「皆さん。」 この冒頭のただ一言だけで、社員さん全員に緊張感が走り
私がおすすめしている横隔膜をきたえるボイストレーニング「プレッシャーブレス・シリーズ」では、口を閉じて唇のすきまから空気をたくさん流すことで腹圧が高まり、横隔膜がしっかりと意識できるトレーニングです。 ただ、せっかく頑張ってトレーニングして横隔膜がしっかり使えるようになったのに、実際に人前でしゃべる場面になると、声が薄っぺらくなり浮いてしまったり、高さも甲高くなって、元に戻ってしまう場合があります。 では、どうすればトレーニングの成果が出せるのか? 出来ないのは、実際にお話しするとき、「横隔膜を忘れてしまっている」ことが原因です。 そのため、横隔膜を使うことを思い出していただくことを意識する必要があります。「プレッシャー・ブレス」をしているときと同じ状態を発声時にも作ることです。 プレッシャーブレスをしている状態というのは、お腹の腹圧があがり、パンと張った状態。横隔膜が使えています。 私は
歌の最後で、長い音がだんだん弱くなり、そして消えるようになくなる・・・。 そんな終わり方を聴くと、素敵だな、かっこいいな、こんな終わり方が出来るといいな、と心から思います。 しかし、これこそ最高のテクニック。 これがもし高音だったら超難度級だと思います。 他の楽器だったら、「吹き込む息の量を減らしていけばいいじゃないか」「入れ込む力を弱めればいいじゃないか」と思います。 しかし、声はそうはいかない。 息を減らしていくと、横隔膜が上がってきてしまい、横隔膜がしっかり効かなくなります。そうすると、音が薄っぺらくなったり、音程が不安定になったり、音がいきなり「ぶちっ」と切れてしまったりする危険もあります。 声は強くから弱くしていくのは難しいです。 それは、筋肉の働きを考えてみれば分かりますが、だんだん力を入れていくことよりも、力を入れているところから徐々に抜いていくほうが難しいことと似ています。
ボイストレーニングのとき「お尻を引き締めなさい」と言われます。 発声のとき、お尻が緩んでいると良い声は出ません。 特に、高い声を出そうとするときは、「大殿筋」という、お尻の部分をいつもよりギューッと引き締めます。 あるトレーナーの先生(女性です)に、自分との比較のため「さわってごらん」と言われて、触らせていただいたことがあるのですが、本当にガチガチに素晴らしく引き締まっておられました。 声は体が楽器なわけです。 つまるところ、発声は筋肉運動なわけです。 やはり体ができていなければだめだなあ、と思い知らされました。 呼吸のために使うインナーマッスルは今まで「横隔膜」をメインにご案内してきました。 呼吸を安定させ、さらに強い呼吸を生み出す筋肉は全部で4つあります。 1、腹横筋(お腹の横を筒状にまいた部分) 2、多裂筋(背骨の横から上の背骨につながっている部分) 3、横隔膜(腹横筋の上をふさぐよ
福山さんの声は、低いけれど、明るいのが良いですね。 カジュアルさもあって一般に受け入れやすい声です。 それでは、今日は、「即席・福山さん」になっていただくためのトレーニングをお伝えしますね。 「即席」とは言いましたけれど、これは私がいつも行っているボイストレーニングメニューの一つを分かりやすくアレンジしたものです。一回で効果はありますが、1ヶ月~2ヶ月くらい続けてくださると普通に発声できるようになってきますよ。 私は女性ですが、どうしても中間音から低い音の響きが必要でした。でもこの音は女性にはとっても難しいんです。 女性は高い音は響かせやすいのですが、ビジネスの現場ではいまひとつ足りない。以前、メリル・ストリープ主演のサッチャー首相の記事でも書きましたが、これからは日本の女性も低い声をマスターする必要があるのですよね。 参照記事:「いい女」は声が低い それでは、 『低音レゾナンス・ボイスト
高い声を響かせるのはわりと簡単です。 高い声は自然に響きやすく、オーケストラの曲では高い音の楽器ほどよく聞こえてきます。だから高い音の楽器は旋律を担当することが多いのですね。 だから、「明るく」「目立ちたい」ときには、高い声を使うのが一番です。 しかし、あまりにも高い声ばかりを使いすぎるのはどうでしょうか? 最近の大臣にも高すぎる声の方がおられますね。ニュース番組の街角インタビューで、その方の印象を、皆さん一様に「言っていることに内容がない」「ハッキリなんでも言うけれど重みがない」とおっしゃっておられるのが印象的でした。色々と声を変えられれば良いのに、ちょっともったいないなあと思いました。 そのかわり、前総理大臣の野田さんは、声で大変得をしておられたと思います。 低くて重みのある温かく響く声。 なんていうこともない一言でも、不思議に深いことを言っているような重みを感じました せっかく良い事
声というのは、あるとき「つかむ」瞬間があるようです。 今回ご紹介するトレーニングを始めて、私は二日で声が変わりました。 本当に、楽に声が響くようになり「えっ、こんな簡単な方法でいいの?」と自分でも驚きました。 そのトレーニングとは「プレッシャーブレス・ビブラート」です。 これは「プレッシャー・ブレス」シリーズ、第3弾になります。 今回、第一弾「プレッシャーブレス・トレーニング」(1月8日)、第二弾「プレッシャーブレス・ボイストレーニング」(1月9日)と続きました。その次にするべきトレーニングです。 良い声とは、横隔膜を使い腹式呼吸でたくさんの息を使うことが大前提です。 そのために、「プレッシャーブレス・トレーニング」で呼気の量を強め、「プレッシャーブレス・ボイストレーニング」で、呼気と同時に声帯を反応させるトレーニングをしました。 今度は、横隔膜をさらに強力に使うための「インナーマッスル」
腹式呼吸ができても腹式呼吸で発声できている人は少ない 簡単に腹式呼吸で発声するトレーニング 「プレッシャーブレス・ボイストレーニング」 はく息に抵抗感がある状態の時は、自然と腹式呼吸を使うようになります。 それを利用したのが「プレッシャーブレス・トレーニング」。 昨日の記事では、自然に腹式呼吸になり、肺活量と腹圧を高め呼気を強くし、横隔膜のインナーンマッスルを鍛えるトレーニング、「プレッシャーブレス・トレーニング」をご紹介しました。 何の道具も必要なく、いつでも、どこでも、誰にも迷惑にならず行ことができる。しかも、ストレスも解消できるイチオシのトレーニングです。 ただ、せっかく「プレッシャーブレス・トレーニング」をしても、いざ「発声しましょう」となると元の声に戻ってしまう方が多くみられます。 なぜそうなるのか? それは、水泳でいえば、泳ぐための筋肉や肺活量は増えたけど、実際プールに浮いてい
良い声が出ないのは肺活量が足りなくて腹式呼吸が上手くできないおかげです 息を強めるためのどこでもできる簡単なトレーニング「プレッシャーブレス・トレーニング」(プラスの効果も期待) 力強い声、柔らかい声、響きのある低い声、華やかな高い声・・・人はどんな声を出すことも出来る可能性に満ちています。 ただし、そのためにはたくさんの息が必要です。 特に、呼気を強めると言っても、ただ息をたくさんはけば良いというわけではありません。 呼気を強めるためには腹式呼吸を行います。 腹式呼吸は、息を吸うと横隔膜という肺の下側にある膜が下がって肺がふくらみ、横隔膜が上がって肺から空気がはき出されます。 この横隔膜が使えているかどうかが大きなポイントとなります。 横隔膜がどこか分からない方は、おへその上あたりに手を当てながら、「ケホッ」と空咳をするか、「お~ほっほっほっ」と女王様のような笑いをしてみてください。 動
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