もしもあなたに、子どもがいたら「金曜日の6時半といえば?」と聞いてみてください。そうすると、目を輝かせ、こう返してくるでしょう。「妖怪ウォッチの時間!」 月刊情報誌、日経トレンディが発表した2014年のヒット商品ランキング第2位は、「妖怪ウォッチ」でした(ちなみに、第1位はアナと雪の女王)。子ども向け商品のヒットには、大人も引きずり回されるもの。 休みの日に街を歩いていると、妖怪ウォッチグッズを求める親子連れの長蛇の列を見かけることも、もはや不思議な光景ではなくなりました。子どもたちは、目をキラキラとさせ、大人たちの眼は、どんよりと疲れ切っていましたが……。 以前、なぜ妖怪ウォッチがこれほどまでに流行ったのかについて、経済学的に分析をしましたが(関連記事)、今回は、妖怪ウォッチが引き起こした「何でも妖怪のせい」現象を心理学的に解明してみたいと思います。 「なんでも妖怪のせい」現象 妖怪ウォ