全国各地で流行しているノロウイルスの患者数が3週連続で減り、今季のピークを越えたとみられることが国立感染症研究所の調査で分かった。11日の感染研発表によると、最新の1週間(昨年12月24〜30日)に全国3千カ所の小児科のある医療機関を受診した患者数の平均は1施設あたり11・39人(速報値)だった。これまでで最も高かった3週前の19・62人から連続して下がっている。 感染研ウイルス第2部の片山和彦室長は「ノロウイルスのピークは越えたが、例年、1〜3月に小さな流行が再度来るので油断は禁物」と話している。 一方でインフルエンザは、全国約5千カ所の医療機関を受診した患者の平均が3・35人と、昨年12月中旬から3倍に増えている。