「ルータとL3スイッチの違い」を正しく説明できますか?[第2回] [第2回] ルータとL3スイッチの真の役割とは!? 本連載の第1回「ルータとL3スイッチが誕生した理由」で紹介したように、肥大化・高速化する企業ネットワークの中で、負担が増したルータはボトルネックとなりつつあった。ところが、レイヤー3(L3)スイッチの登場によってEthernetのルーティング処理から解放されたルータは、メディア変換という本来の役割に集中できるようになる。今回は、ルータとL3スイッチの違いと役割分担について解説する。 犬塚昌利/高梨哲史 L2スイッチとL3スイッチの違いは ルーティングできるかどうか ルータとL3スイッチの機能を比較する前に、L2スイッチとL3スイッチの機能について確認しておこう。 われわれが一般的に使用しているL2スイッチは「Ethernetスイッチ」である。L2スイッチは、OSI参照モ
「ルータとL3スイッチの違い」を正しく説明できますか?[第1回] [第1回]ルータとL3スイッチが誕生した理由 知人のA氏がこんなことを言っていた。「もうルータは古いよ。レイヤー3(L3)スイッチに置き換えるべきだね」と。その理由を尋ねると、「ルータはソフトウェア処理だから遅いんだ。だけど、L3スイッチはハードウェア処理だから速いのさ」と答えた。A氏曰く、すべてのルータをL3スイッチに置き換えるべきだそうだ。本連載では、ルータとL3スイッチのほんとうの違いとその役割分担について解説する。 犬塚昌利/高梨哲史 企業ネットワークを取り巻く環境が 変化したことによって誕生したルータとL3スイッチ かつては通信事業者や企業向けのネットワーク機器と位置づけられていた「ルータ」は、ブロードバンド接続する家庭のネットワークにおいても身近な存在となった。現在は、セキュリティ機能や無線LAN機能を搭載し
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