これまでPC内部に限定されてきたアプリケーションのあり方が、ウェブアプリケーションをめぐる新たな製品の開発で大きく変わろうとしている。まずは端末のあり方が、そして提供者が、そして最後にユーザーが変わっていくはずだ。 PC以外への道 ウェブを通じたネットワークの世界とPC内部にあるデスクトップをつなげる試みが活発化している。OS、アプリケーションの巨人マイクロソフトが発表した「Silverlight」、Adobe Systemsのコードネーム「Apollo」こと「AIR(Adobe Integrated Runtime)」、そしてGoogle が発表した「Google Gears」といったソフトウェア群は、いずれもウェブアプリケーションの稼働環境を拡張し、SaaS(ソフトウェアのサービス型提供)の可能性を高め、より柔軟な利用を実現しようという意図に基づくという点で共通する。 もちろん、具体的