高病原性鳥インフルエンザウイルスのように病原性が高いウイルスは、そのままではワクチン製造に使う発育鶏卵そのものを殺してしまい、ワクチンが作れないこともあるからです。 ただでさえ、難しいワクチン製造に、卵を殺さない程度にという毒性を調整する作業が追加されるために、ちゃんと作れるかどうかがわからなくなり、二の足を踏んでしまうことになるのです。 もう一つの側面としては、鳥インフルエンザは、人間が鳥との接触を避けれさえすれば、人から人への感染がほとんど報告されていないので防げてしまうと踏んでいると思われます。 鳥からしか感染しないので、今のところは隔離が可能で、万が一鳥から感染しても人間の間で広がらないのです。 このようなことから、製造することを決めなかったと推測されます。 高病原性鳥インフルエンザのワクチンを作るためには、あるところの病原性に関わる部分のアミノ酸配列を弱毒化して、卵を殺さないよう
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