大腸菌は自然界に広く存在する細菌ですが、人間の体の中にもいつも存在します。 その大腸菌の中でも人体に重い症状を引き起こすものは、病原性大腸菌と呼ばれます。 病原性大腸菌にはいろいろ種類がありますが、その中で「腸管出血性大腸菌」と呼ばれるものがあり、代表的なものはO157です。(他にもO111、O26などがあります。) これらの腸管出血性大腸菌はベロ毒素という強い毒素を排出し、この毒素が体内に重篤な症状を引き起こします。 (なかでもO157はこのベロ毒素をたくさん排出します。) 重篤な症状には溶血性尿毒症症候群(以下HUSと略します)があります。 O157による食中毒に使う薬はあるのか、その治療方法と注意点について紹介します。 O157による食中毒に使う薬はあります。 相手は大腸菌なので治療には適切な抗生物質と、出ている症状に対し対症療法の薬を使います。 タイミングや薬の選択にはいろいろあり
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