横紋筋融解症を英語で示すと、Rhabdomyolysisとなります。 横紋筋融解症とは、筋肉を作っている骨格筋細胞に融解や壊死が起こり、筋肉の成分が血液中に流れ出してしまう病気です。 主に流れだす筋肉成分はミオグロビンというヘムタンパク質の1つになります。 ミオグロビンは筋肉組織内に血液中の酸素を運ぶ役割があります。 重症になれば、腎機能の低下をもたらし、腎不全から臓器機能不全を発症して死亡する場合もあります。 横紋筋融解症を引き起こす状態としては、夏場の熱中症や充分な水分補給もなく激しい運動をした時、 震災や事故(自動車や電車)などの不測の事態としての挫滅(クラッシュ)症候群など、つまりは筋肉へ強い衝撃が加わるような場合、 各種薬剤投与などがあります。 夏場の熱中症では深部体温が40℃を超えて骨格筋の変性や壊死が起こり、筋細胞よりタンパク質(主にミオグロビン)やミネラルなどの成分が流出し
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