ソケットオプション SO_REUSEADDRの利用とTIME_WAITソケットの関係 上川 純一,廣安 知之,三木 光範 ISDL Report No. 20020408005 2002年10月20日 Abstract サーバがTCPソケットを開き,そこに対してクライアントがアクセスすると TIME_WAIT状態のソケットがしばらく残る. サーバがsocketをbindする際に setsockopt で SO_REUSEADDR オプションを指定した場合のLinuxの挙動についてしらべ, SO_REUSEADDRの有効性について調査した.結果,サーバが同じポート番号を再利用する際には 有効であるが,大量のソケットを開いたり閉じたりする場合にTIME_WAIT状態のソケットが多く残る問題は 解決しないことがわかった. 1 はじめに サーバがTCPソケットを開き,そこに対してクライアント