D-アミノ酸は、資生堂が高感度な分析方法を開発したことによって研究が飛躍的に進み、肌への有効性が注目されるアミノ酸です。このたび資生堂は、D-アミノ酸の一種「D-グルタミン酸」が、幼児の肌に多く20代以降急激に減少することを発見し、さらに肌のうるおいを守る角層のバリア機能の回復を促す効果があることを、世界で初めてヒトの肌で実証しました。本成果を今後発売するスキンケア化粧品に応用していきます。 幼児の肌に豊富に含まれる新アミノ酸美容成分「D -グルタミン酸」 タンパク質を構成するアミノ酸20種のうち19種には、鏡映しとなる2種類の構造(L-アミノ酸、D-アミノ酸)があります。以前はヒトの体内で機能するアミノ酸のほとんどがL-アミノ酸だと考えられてきましたが、2003年に資生堂と九州大学大学院薬学研究院 浜瀬健司教授の共同チームが開発したD/L-アミノ酸高感度一斉分析装置により、ヒトの体内にも