書店で「新刊話題書」のコーナーに並ぶ『母親になって後悔してる』(新潮社)=大阪市北区で2022年7月20日、清水有香撮影 「母親になって後悔してる」。そんなタイトルの本を書店で見つけ、心がざわついた。 私には3歳の娘がいる。子どもはかわいいが、育児の悩みは尽きない。一人になるとほっとする自分もいる。でも「後悔」なんてママが口にしていいの? 戸惑いながらページをめくると、そこには社会が描く「良き母」像にあらがい、「血の通った生身の人間」として声を上げる女性たちがいた。 「私にとって、母であることは正しい選択ではないと思います。(略)自分に合わないからです。私らしくないのです」 「子どもを持つのは間違いだった、私にとって大きな重荷だった、と口に出すのは(最初は)難しいことでした。(略)そんなことを言ったら、頭がおかしいと思われると考えていました」 「私の自由は永遠に失われたという感覚です。(略
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