前編では、「Dolby Atmos」(ドルビーアトモス)の技術概要とその効果について取り上げた。後編では、ドルビーの発表会場でデモンストレーションを行ったAVアンプメーカー4社の各モデルに加え、「ドルビー・イネーブルド・スピーカー」や「アップミックス」といった周辺技術の印象も合わせ、AV評論家・麻倉怜士氏のインプレッションをお届けしよう。 麻倉氏: 今回は直前に製品を発表したオンキヨー、D&Mホールディングス(デノン)、ヤマハ、パイオニアの4社がデモを行いました。中でもオンキヨーは「ドルビー・イネーブルド・スピーカー」を含めて提案した唯一のメーカーです。 まず、「ドルビーアトモス」と「ドルビー・イネーブルド・スピーカー」を簡単に復習しておきましょう。ドルビーアトモスは、音をオブジェクト化する「オブジェクトオーディオ」の手法と天井スピーカーを組み合わせ、従来のサラウンドとはまったく違う三次元
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