放熱の基本設計法 【概要】 私たちが電子工作としてアンプや電源回路を設計しますが、そのような半導体を 使う時、常について回るのが放熱設計です。 ここでは、基本的なヒートシンクのサイズの求め方をまとめました。 【放熱の基本の熱抵抗】 ヒートシンクは、半導体の発熱を外気に移して、半導体接合部の温度を一定温度以下 に保つ働きをします。 この放熱性を良くするために、できるだけ表面積が広くなるように複雑な構造をしています。 このヒートシンクをどれくらいの大きさにしたら良いかを決めるのは結構難しい問題です。 通常ヒートシンクの放熱の問題を考えるときには、「熱抵抗」という概念を使います。 これは、単位が「℃/W」で表され、ある物体に1ワットの熱を加えたら何度上昇するかで 表します。 ここで、半導体を放熱するためのヒートシンクを考えるときのモデルは、熱抵抗を使って 下図のように表されます。 図で半導体内部