これはアーティスト、レーベル関係者、作家、映画監督など180人が選んだランキングである。従って、評論家や一般大衆で同様の企画を行った場合、これとは異なる顔触れや順位に成るであろう事は疑い様がない。 勿論、今回の選者の中でもアーティストとしてどの要素を評価するかは人によってまちまちであろう。そうした中で、上位の顔触れを見てみると、ビートルズやローリング・ストーンズ、エルヴィス・プレスリーなどは一般投票でも10傑入り間違いなしといった感じだが、アレサ・フランクリンやレイ・チャールズ、スティーヴィー・ワンダーやサム・クックなどのソウル及びソウル系も目立つ。チャック・ベリーやリトル・リチャード、バディ・ホリーの様なロック創成期の伝説的存在が上位に支持されているのも、この手の投票ならではだろう。 一方で、一般投票なら上位に入って来ても不思議は無いマイケル・ジャクソンやマドンナがあまり高い支持を得