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「ワクチン不足」11府県悲鳴/融通措置でしのぐお寒いインフルエンザ対策 - ニュース - nikkei BPnet
冬に猛威を振るうインフルエンザ対策で、新たな問題が浮上してきた。昨年末から1月にかけて、予防接種に用いるワクチンが西日本を中心に不足する事態に陥ったことだ。 高齢者の予防接種に対する自治体の補助やSARS（重症急性呼吸器症候群）の発生に伴う企業ぐるみの感染症予防の広がりを受け、この数年需要が増加。製造量も増えているが、必要量を確保できない地域が続出し、ワクチンのお寒い供給体制を露呈した格好となった。 SARSがワクチン不足に拍車 インフルエンザが大流行した昨シーズン（2002年11月〜2003年4月）は、全国で推定約1500万人が感染し、治療薬の供給が追いつかなかった。このため、メーカーが大幅に増産し、今のところ不足の心配は出ていない。 これに対し、11月から12月にかけて需要のピークを迎えるワクチンは、厚生労働省によると、昨年末までに在庫がなくなった医療機関のある都道府県が37。厚
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