野田政権長期化を阻む身内の議員、その名も 野田政権の閣僚や総理補佐官の顔ぶれを見ると、民主党内のしがらみによって決めざるをえなかった人事だということはわかる。「頼むから政策をきちんと遂行してほしい」という国民の祈りにも似た期待をしっかり受け止めなければならない。だからこそ、官邸内に「チーム野田」をつくって、しっかり固めることが最重要課題となる。しかし、「総理を守る」ということが、民主党政権には非常に難しいようだ。すでに気になる問題が起きている。 野田佳彦総理は国連総会に出発する前の9月19日、東京都大田区の自動車部品関連工場を視察した。おそらく直木賞を受賞した小説『下町ロケット』を念頭において 「現場を目の当たりにし、小説よりはるかにリアリティーを持って、こういう人たち、こういう仕事を支えていかなければならないと実感した」 と、発言した。官邸でのぶらさがり取材は拒否している野田総理も、外出