チャールズ・アダムス 「ばけもの大会」 関連記事:押切蓮介「おばけのおやつ」 - または、≪ホラーギャグ≫論・序説第1章 ギャグまんがとブラックユーモア、またはホラーギャグというものについて調べていると必然的に突きあたる存在が、チャールズ・アダムス。米カートゥーン史上で確実にベスト3に入る大作家、映像シリーズ「アダムス・ファミリー(アダムスのお化け一家)」の原作者としても有名。 …なのではあるけれど、しかしその存在感やポピュラリティが、この日本国では異様にない。ティム・バートンの映画「アダムス・ファミリー」がちょっとうけたからといって、原作者アダムスに対する関心はいっこうに高まっていない。 論より証拠、アダムスの著作物で日本でも刊行されたものは、そのサイドワーク的な絵本である「チャールズ・アダムスのマザーグース」(国書刊行会, 2004)、ただ1冊だけ。かつネット上にも、ニホン語の情報がひ