海外でフリーWi-Fiスポットを使う際は、きちんとしたリスク管理を 出張中や移動中に重宝するフリーWi-Fiスポット。しかし、こうしたスポットで利用者の個人情報が盗まれるケースが増えてきている。なかでも海外は危険性が高いとか。具体的にどのような被害が起こり得るのだろう? 「悪意を持った利用者がフリーWi-Fiスポットにいると、自分のインターネット上の通信をすべて見られてしまう可能性があります。簡単なツールを設置するだけで、同じスポットにいる利用者のパソコンとWi-Fiのアクセスポイントの間の通信を横取りして、内容を傍受することができるのです。そうなると、利用者のIDやログインパスワードが盗まれてしまうおそれがあります」 お答えいただいたのは、シマンテックノートン事業部の吉田一貫さん。たとえばネットバンキングの手続きをフリーWi-Fiスポットで行った場合、それらの情報を入手されてしまう危