三越は2006年1月31日から2月13日まで同社の銀座店(東京都中央区)において、無線ICタグを利用したリアルタイム在庫管理システムの実証実験を行った。女性用高級ジーンズにパッシブ型ICタグを取り付け、店頭やバックヤードなどの在庫を店員や顧客がすぐに確認できるようにした。これにより、「顧客サービスの向上(顧客満足度の向上)や、業務改善の効果を検証するのが狙い」(同社百貨店事業本部商品統括部商品システム推進担当ゼネラルマネジャーの西田雅一氏)である。また同時期に、アクティブ型ICタグを用いた顧客管理(CRM)サービス(コンシェルジュサービス)のほか、ICタグによる在庫管理データとEDI(電子データ変換)による事前出荷明細情報を連携させた次世代型SCM(サプライチェーン管理)システムの実験も行った。 今回の実証実験では、銀座店の2階にあるセレクトショップ「ニューヨークランウェイ」で扱っている5
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