NTT西日本が12月22日,興味深いインターネット上のサービスを開始した。PCグリッドを活用した受託計算サービスである(関連記事)。 これは,NTT西日本の「フレッツ・光プレミアム」または「Bフレッツ」と「フレッツ・v6アプリ」の契約者が使っているパソコンの余剰能力を結集し,並列計算させることで仮想的なスーパー・コンピュータを実現するというサービス。NTT西日本は,この仮想的なスーパー・コンピュータを,高速で大規模な計算処理が必要な企業ユーザーに貸し出すことで料金を徴収する。 地球外生命体の探索を目的とした「SETI@home」など,インターネット・ユーザーのパソコン能力を集めて計算処理を行うプロジェクトは以前からあった。しかし筆者が知る限り(少なくとも日本国内では),インターネット・ユーザーのPCグリッドを活用した商用サービスはこれが初めてである。 しかもこのNTT西日本のグリッド・サー