米IDCは,2005年第3四半期のハンドヘルド機世界市場に関する調査結果を米国時間10月27日に発表した。ハンドヘルド機の出荷台数は160万台で,前期と比べ8.8%減少し,前年同期比では16.9%減少。7期連続で前年同期比がマイナス成長となった。 市場の下落傾向に歯止めはかかっていないが,各メーカーはGPS機能を搭載した新規製品の投入,ソフトウエアのアップグレードなどを押し進めている。これらの要因に加え,ホリデー・シーズンが近づいていることから,2005年第4四半期の出荷台数は,前年同期よりは下回るものの,前期よりは増える見込み。 IDC,Mobile Marketsプログラム・リサーチ・アナリストのRamon Llamas氏は「(音声機能とデータ機能を搭載した)統合型モバイル・デバイスによる競争激化,さらにはハンドヘルド機に対する需要の減少により,メーカーは既存のハードウエアとソフトウエ