ウィルコムは1月27日、次世代PHSの実験を行うための免許を取得したと発表した。OFDMAシステムの電送実験などを中心に、次世代PHSシステムの開発を進める。同社は「3~5年後を目安に実用化していく」(広報部)としており、携帯電話の4Gと同時期の商用化となりそうだ。 通信速度的には20Mbps以上をターゲットとしており、「モバイル向けWiMAXよりも上を狙う」という。現行PHSと同じTDD方式にOFDMAを組み合わせる。 実験は2.3GHz帯(5MHz幅)を使い、虎ノ門地域のビルに基地局を設置して行う。実験システムには米Adaptixの協力のもと構築し、屋外静止/屋内静止/屋外高速移動などの環境で電送性能の評価を行う。 ウィルコムは、現行PHSのパケット通信を複数束ねた4x、8xなどをサービス中。また2月以降、現行システムを拡張し、高度化PHSとして「W-OAM」方式のサービスを導入する予
![ウィルコム、20Mbpsオーバーの次世代PHS。3~5年後実用化](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4976beb78844332e8985d6ca1d4e97a3dd5c3355/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fimages%2Flogo%2F1200x630_500x500_mobile.gif)