検索サービスはGoogleやYahoo、Microsoftといった米国勢の動向が注目されがちだが、日本向けに特化することで独自の展開を図る事業者もいる。それがgooを運営するNTTレゾナントだ。NTTコミュニケーションズとの統合を2006年夏に控え、今後の動向が注目される同社の戦略を、ポータル事業本部メディア事業部長の国枝学氏が11月18日に東京都内で開催された「CNET Japan Innovation Conference 2005 Autumn 次世代ウェブの検索サービスを探る」で明らかにした。 国枝氏はまず、gooが目指すものを「行動支援メディア」と定義する。ブロードバンドや携帯電話の普及でインターネットが日常生活に密着した存在となったうえ、ブログなどの登場で個人が情報発信する余地が増えた。これにより、消費者の行動は「AIDMA(Attention(注意)、Interest(関心)